ノロウィルス(感染性胃腸炎)にご注意下さい!!

ノロウィルスなどを原因とする感染性胃腸炎は例年秋口から春先にかけて流行します。

今年は昨年より早めに流行が始まっており、既に江戸川区内でも、ノロウィルスによる感染性胃腸炎の集団発生が発生しています。

(※保健所に報告があった10名以上の集団発生で、保健所が調査した施設が対象)ノロウィルスは非常に感染力が強く、食中毒の原因にもなるため、集団感染が起きないよう十分な注意が必要です。

手洗いを励行することで感染を予防しましょう。

 

手洗いは感染予防の基本です


感染性胃腸炎は、主にウィルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称で、冬季から春先を中心に流行します。

冬季に集中する胃腸炎はノロウィルス等に起因するものが多く、学校、福祉施設等で発生すると集団発生につながることがあります。

ノロウィルスは、感染力が非常に強く、ごく少量のウィルスでも感染します。人から人へ感染するな場合と、食品から感染する食中毒の場合があります。

人から人への感染では、患者さんの便などに含まれるウィルスが手などに付いて口に入る場合と、おう吐の飛散を吸い込んでうつる場合があります。

食品からの感染ではカキなどの貝類(二枚貝)を十分加熱せず食べた場合とノロウィルスに感染した調理従事者が食品を介して汚染を広げる場合があります。

特に乳幼児や高齢者は、症状が重くなることがあるので注意が必要です。主な症状ははき気、おう吐及び下痢です。

感染してから発病するまでの期間は平均1日から2日で、症状の持続する期間も平均1日から2日です。

手洗いは感染予防の基本です。またノロウィルスは85℃で1分以上の加熱で死滅するため食品はよく加熱しましょう。

汚物を処理する場合、処理する人自身が感染しないように注意しましょう。

 

予防のポイント


●最も大切なのは手を洗うことです。特に排泄後、また調理や食  事の前には石けんと流水で十分手を洗いましょう。

●便やおう吐物を処理する時は、使い捨て手袋、マスク、      エプロンを着用し、処理後は石けんと流水で十分に手を洗い   ましょう。

●カキなどの二枚貝を調理するときは、中心部まで十分に加熱  (85℃1分以上)しましょう。

●おう吐、下痢などの感染の疑いがある人は調理行為を控えま  しょう。(※流行時の餅つき大会等のイベントはできれば控え   ましょう)