高齢者の方は特に注意!布団を温める暖房器具による「低温火傷(やけど)」

まだまだ寒さの厳しい日が続きますが、夜になって就寝する際、冷たい布団へ潜るのは嫌なものです。

湯たんぽをはじめ、電気毛布や電気あんかのような暖房器具を使っている方も少なくないでしょう。そこで高齢者の方に注意してほしいのが「低温火傷(やけど)」です。

手や足で触れることができる程度の温度でも長い時間にわたって同じ箇所が接している場合、ジワジワと火傷(やけど)が進行する可能性があります。それでも皮膚の強い場合は軽症で済むのですが、皮膚の弱い方や高齢者の方は、重症になるまで気づかないケースもあるようです。

「低温火傷(やけど)」を防ぐには、こうした暖房器具を正しく使うことが何よりも重要になってきます。

布団を温めるタイプの暖房器具の基本は「就寝前にセット、就寝時にはストップ」。電気毛布や電気あんかなどはタイマーが付属していることも多いので、眠りに就く頃には自動でスイッチが切れるようにしておくといいでしょう。湯たんぽはカバーやタオルなどで何重に包んでいても熱が放出されていくため、布団が十分に温まった頃には出しておく方が安全です。