第42号「きゃぷす便り」より

今回、広島県にある(株)タニシ企画さんの発行する❝きゃぷす便り❞に掲載されている記事を一部取り上げさせて頂きました!

~商店街の空き店舗に「コミュニティレストラン」孤立化防止の拠点に~

「住民がニーズに気付き、法人が支援する社会貢献事業」

                社会福祉法人青山里会 地域福祉部門

                    原田 重樹さん・堀尾 栄さん・西脇 慈徳さん


地域で起こっている高齢者の孤立化を解消できないだろうか・・・

地域住民の医療と福祉のために取り組んでいるなかでコミュニティレストランで日常会話から福祉課題を拾い上げ、孤立化させないように早朝からかかわる総合相談機能、高齢者に限らず地域の保健・福祉・医療の学習や健康づくりの場としての機能も果たしています。「ひとりの食事より誰かと一緒にいただく食事のほうがおいしく感じる」といった場のチカラを引き出すことや、日常のなにげない会話から福祉課題をみつけ、制度やサービスに限らず地域で解決するしくみづくりにもつながっていきます。

そして「ちょっと手をかして運動の会」(平成26年10月~)をスタート。ゴミ出し、自宅の清掃、食事の配達、屋外作業、買い物支援など、生活支援サービスを住民支援サービスを住民自身が担い手受け手となって活動しています。

法人がサポートしながら、地域主導の動きとなって孤立化を防止する取組が拡大しています。「地域住民が地域のニーズに気づき、財源を含めた互助・共助のシステムをつくる。そこに社会福祉法人も仲間に入れてもらい、積極的にサポートしていく。これこそが地域主導による本来の社会貢献事業の姿である」というのが私たちの姿勢です。